鍼灸師の甲原です。
皆様の中で、原因がわからない身体の不調を経験した人は多いのではないかと思います。
例えば、便秘・全身疲労・不眠・ヒステリー等々・・・・・
これらの症状は辛いのに何故か原因が見つからない。
原因がわからないから処置の使用がない。
と、お困りの方も多いでしょう。
東洋医学では病気をみるのではなく、ひとりひとりの身体の状態をみていきます。
身体や心のバランスを整える事によって症状そのものを和らげていくのです。
ここである患者様の治療例をご紹介させていただきます。
Aさん(82歳)は長年不眠で悩まされていました。
お薬を服用するもなかなか改善されなかったようです。
まず、Aさんのお身体のことについて質問させてもらいました。
すると、一年中手足が冷えているという事がわかりました。
他にも頭痛があったり、目が充血していたりという症状もあったので、
この方の場合は身体の熱が上にいき、
あたまにこもってしまい常に脳が緊張状態なのではないかと考えました。
つまり熱量のバランスが崩れているという事になります。
バランスを整える為に、あたまにこもってしまっている熱を下げる治療を行った結果、
不眠という症状が改善されました。
熱量のバランスをとるために、熱を下げる効果のあるツボ・手足を温める効果のあるツボを治療で使いました。
ここで今回治療で使ったツボをご紹介します。
- 安眠 うなじの手前らへんにあるツボです。
不眠以外に、肩こり・頭痛などにも効果があります
2. 失眠 かかとの丁度真ん中らへんにあります。
冷えが強かった為ここには灸を施しました。
この様に、東洋医学では身体全体の状態をみて治療していきます。
様々なバランスを整える事により、身体の不調を取り去っていくのです。
はりきゅうさかいの樹では西洋医学と東洋医学をバランス良く使い分け、
利用者様が健康でいられますよう日々の治療に取り組んでいきます。
ここでご紹介しましたツボは、ご自宅でもセルフケアがしやすいものです。
セルフケアをするときのポイントは、強く押しすぎず気もちが良い程度に押す事です。
是非お試しください(^^)
福岡市と春日市で発想力で勝負しているデイサービスセンターさかいの樹