弊社では『働きながら学ぶ』をテーマに
『福祉インターンシップ制度』なるものを行っています。
福祉や医療に興味はあるけど、自分にやれるのかな?
そんな若い方々に、医療や福祉の現場で実際に働きながら自分の適性を見極め
将来を決定する!といった意味合いの制度を行っているのです。
当グループ内の介護施設や病院が研修先ではあるのですが、
医療や福祉の現場を体験した結果
『自分には医療・福祉には向いていない・・・』という生徒も出てきます。
これはこれで見極められた良い結果だと思うのです。
今年の生徒の一人が『和食の職人に!』と決意表明し、
その後の授業は、目標設定、計画と実行は勿論のこと
栄養学、内科学、糖尿の話や添加物の話など
少しでも体と食に関係する内容にしてきました。
その中で『道具』の話になり『包丁』を作られている鍛冶屋さんの見学を行いました。
中央区清川にある『博多包丁 大庭鍛冶工場』さんへ
お独りでやられているとのこと
色々なことが新鮮で勉強になりましたが、一番の印象は
『無駄な導線や動きが出ないように、非常にシンプル』でした。
単純な作業の繰り返しのように見えますが、
非常に洗練された結果の動作であることが一目で感じられました。
私たちも、施設のレイアウトや導線などを計画するときに
行き当たりばったりになって無駄を多く感じることがありますが、
そんな時に限って『事故』がおこったり『トラブル』に繋がったりします。
おそらく鍛冶屋さんも『効率』ではなく『安全性』を考えた結果ではないでしょうか。
かなり高温の環境ですし、大事故につながる可能性もあります。
同じ業界ばかりに目が行ってしまうので、
時々このような勉強は必要だと改めて考えさせられた貴重な時間でした。
『感謝!』
福岡市と春日市で発想力で勝負しているデイサービスセンターさかいの樹