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2016.09.20 スタッフブログaaa
お肉についての話

向野店ではみなさんで木曽路に食事に行ったのですね。写真に写った料理はどれもとてもおいしそうでした。私は特にすき焼きが食べたいです(笑)。甘辛い割り下で煮られた肉や野菜は見ているだけで食欲がわいてきますよね。

 

高齢になると肉を食べる量が減ってしまう人が多いそうです。肉を敬遠してしまう理由としては固くてたべにくい、調理するのがめんどくさいなどが挙げられますが、国の栄養指導も背景にあります

昭和53年、国は死因の多くを占めた脳卒中、心臓病、がんといった、いわゆる成人病の対策として初めて栄養指導の指針を打ち出します。これらの原因が肥満にあるとして肉の食べ過ぎや脂のとり過ぎを制限するよう指導しました。近年でも、メタボ対策としてその指導をさらに強化しています。このため肉の食べ過ぎは“健康に悪い”というイメージが浸透し、なるべく控えようという意識が広まっていったようです。

しかし、その一方で65歳以上を対象に寝たきりなど介護が必要になることを防ぐため、肉などのたんぱく質を積極的にとらせる栄養指導が10年ほど前から新たに登場しました。肉には筋肉や血管、免疫細胞のもとになる「アルブミン」というタンパク質が含まれており、同時に鉄分や脂肪といった不可欠な栄養素も効率的に摂取できます。これらの栄養素が身体の老化や病気の進行を遅らせる働きをしているのです

 

高齢者に対しては、このような真逆の指針が存在しているため、栄養指導の現場で混乱がおきています。私たちも「どっちが正しいんだろう」と迷ってしまいますね。

糖尿病や心筋梗塞などの持病をもつ方もいるので決して一概には言えませんが、「肉は健康に悪いからたべない」と考えている方はその食生活が自分に合っているか、もう一度考えてみる必要があるかもしれません。

 

福岡市と春日市で発想力で勝負している
デイサービスセンターさかいの樹

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