本日は機能訓練について少々
児童さんに人気の遊具でトランポリンが挙げられることがあります
運動不足解消はもちろん近年では音楽療法に用いられることもあるようです
さかいの樹ではこのトランポリンを従来とは異なるアプローチで機能訓練に用いています
飛んだり跳ねたり自由に楽しむことも良いのですが、
『腕を振って足踏みしてみて!』と伝えることがあります。
基本は『歩行』ですので・・・・
この時に面白いことが起きます。
フラフラして上手にできなかったり、右側にだけよろけたり・・・
手すりがあるので心配はないのですが。
なぜでしょう?
腰(骨盤)はバランサー(平衡感覚器)の一つだと考えています。
左右の腰が上手に動くことによってバランスを取る。
歩くときは左右交互に足が出るわけですが、いつも地面についているのは1本。
1本でいつもバランスを取っています。
1本で???
1本足の椅子はないし、2本でも不安定なのに・・・
1本足でバランスをとるものがあります。
『回っているコマ』です!
左右の腰は各々回っているコマだと思ってください。
いつも上手に回っていればバランスよく歩けたり運動できたりします。
偏った生活や運動。この程度ではバランスは崩れません。
崩れたとしても日々の歩行の中で補正されます。
公園を散歩するときも直線が望ましいのですがなかなかそんな場所はありません。
右回り、左回りをバランスよくしましょう。
尻餅や怪我はバランスを崩す原因になる場合があります。
さかいの樹ではその骨盤を補正することが大切と考えています。
その道具の一つが『トランポリン』です。
他にもウォーターマットでの骨盤運動やハイハイ(四つ這い)を行っています。
腰のバランスや上手な使い方は脳にまで影響します。
次回は『ウォーターマット』の紹介と『歩行と脳の関係』についてお話しします。