株式会社医倖会さかいの樹
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2016.11.10 スタッフブログaaa
放課後等デイ活動報告⑨-2

前回は日本特有の発酵食品の話をしました。
なぜ日本特有である必要があるのでしょう?

腸の中には『腸内細菌』といって兵隊のようなものがたくさんいます。
その数はヒトの細胞数が37兆個、腸内細菌は100兆個以上
体を構成している細胞の数よりも多い!
で、その兵隊さんたちのお仕事は?
病原菌などが腸の壁を通って体内に入ってこようとします。その時に戦ってくれます。つまり免疫です。戦った結果は『下痢』。つまり下痢をしているということは、悪いものを体内に入れず外界へ出している姿なのです。
また、口から入った食べ物は、細かく(消化)されて、腸の壁から体内に入っていきます。良い意味で『腐らせて』細かくならないと腸の壁は通れません。
その手助けをしてくれるものも腸内細菌です。
この腸内細菌、ずーっとお腹の中にいてくれるわけではありません。
口から定期的に補充する必要があります。
それが前回お話しした発酵食品です。
そもそも、その発酵食品の中にある『菌』。
どこからきたのでしょうか?
『土壌』です。
土の中には菌やバクテリアがたくさんいます。
(今はわかりませんが本来いたはずです)
子供のころに外でたくさん遊ぶことによって体内に取り入れてきたと考えられています。
遊んだ土地で収穫された食べ物は、お腹の菌と相性が良いはずです。
なので、国内でも地域が違えば異なった発酵食品が存在しますし、海外とは異なって当たり前ではないでしょうか?
チーズやヨーグルトが悪いわけではありませんが、ヨーロッパの人にはベストでも、日本人にとってはベストではないような気がします。
最近では、『土』を見かけることも少なくなってきていますし、菌が豊富な土も減っているような気がします。
土や泥の中で元気に遊びまわり、汚れて、その中で菌と共存してきた環境が無くなってきていると思いませんか?
衛生面ばかり気にして、ペーパータオルばかり。昔は使いまわしのタオル。そこから手についた菌を体内に取り入れ・・・そのような繰り返しでお腹が強くなり、正常な働きをしていたのではないでしょうか?

次回は『運動とお腹の関係』についてお話しします・・・つづく

 


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